認知症(痴呆に代る用語として、2004年12月に厚生労働省より、認知症に改められました。)の原因には大きく分けて、脳血管性痴呆、アルツハイマー型痴呆、その他のものがあります。
脳血管性痴呆は、多発性脳梗塞を繰り返し、症状は段階的に進行する場合が多いです。
生活習慣病を予防することで脳血管性痴呆を予防することができます。高血圧・糖尿病・高脂血症・喫煙・肥満に注意し、必要な場合は適切な治療を受けることが、脳血管性痴呆の予防につながるのです。リスクファクターがないかどうか、一度チェックを受けましょう。
今言ったことをすぐ忘れるのは、アルツハイマー病の特徴です。ニコニコしてあいさつ上手、本人が痴呆を気にしていない、調子がいい、という痴呆はアルツハイマー病です。穏やかに始まり、進行していきますが、最終的には高度の痴呆に陥る恐ろしい病気です。原因がわからないので、治療法は今のところ確立されていません。
2002年、軽症・中等症のアルツハイマー病に効く薬が発売されました。痴呆を完全に治すことはできませんが、進行を食い止める効果があるとされています。
ただし病状が進行してからで
は効果が期待できないため、早期診断の重要性が高まっています。CTやMRIでは病状がかなり進行し、脳の萎縮がみられれば診断可能ですが、早期にはあきらかな異常は検出されません。放射性同位元素を用いたPET(陽電子断層撮影装置)またはSPECT(単光子放出断層撮影)という検査を行うと、記憶に重要な、「海馬」の脳血流が低下していることで、早期に診断できます。どちらも検査ができる施設は限られています。
アルツハイマーの早期発見をご希望の方は、当院では提携病院において、最新装置で速やかに検査が受けられますので、どうぞご相談ください。
正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫など脳の病気でも痴呆症状を呈することがあります。これらは、CTで診断がつきます。
手術によって治る痴呆(認知症)です。年だからとあきらめず、専門医にかかることをお勧めします。
「認知症を知るホームページ」
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